10月9日のお稽古

運動会も終わり、爽やかな秋晴れの日が続いております。朝の気温は随分と下がってまいりましたが、

お昼はまだまだ蒸し暑いですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日の茶花は「からすうり」です。

131009_1018

 

赤く熟れた実と、まだ青い実があります。

青い実の模様や蔓の様子から、

からすうりは瓜の仲間なんだと

しみじみ思わせてくれます。

青い実は『瓜坊」とも呼ばれるそうです。

 

 

 

 

 

お茶菓子は

131009_1017

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左側が七篠甘春堂さんの「焼栗」白餡にほぐした栗が混ぜてあります。

右側が俵屋吉富さんの麩焼きせんべい「送り火」と桔梗の干琥珀です。

食欲の秋でもありますが、頂くのがもったいないくらい見目麗しい秋のお菓子です。

 

今回も写真を取り忘れたので恐縮なのですが、

本日は高木先生がお持ちになった、「割れてしまったお茶碗を漆で修復したもの」

を抹茶椀としてお稽古に用いました。お茶碗の破片を見事に漆で接着し、元の形を保っています。

お茶碗に入った漆の線が「木の枝の模様」のようで、とても奇麗でした。

「ものを大事にする」ことと、「割れた事で味が出る」こと。

昔ながらの日本の知恵を見せていただき、粗忽な自分を反省したお稽古でした。