11月13日のお稽古

寒さが厳しくなってまいりました。木の葉も少しずつ色づき始めています。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

11月は「茶の湯のお正月」という事で一年の中で最も大切な季節です。

「炉開き」と「口切(茶壺の口を切り夏に摘んでいた新茶を初めて使う)」

という2つのイベントがあるのでとてもおめでたい季節なのだそうです。

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今回は「炉開き」

を行いました。

「炉」は床下に備え付けてある

お湯を沸かすための小さな囲炉裏

なのですが、畳を外して

このようにしてお湯を沸かします。

本来は炭を用いますが、

楠会館では便利な電熱器が

備え付けてあります。

ここでお湯を沸かしますと

不思議ですね。お部屋が暖かく

なります。

 

お祝いということで色々配慮しなければならなかったのですが、

初心者の私は何も考えずに準備をしてしまいましたので

「炉」がお目見えした意外、いつものお稽古と変わりませんでした。

そして、もう一つの失敗が!!

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お菓子を「さざんか」に

してしまいました・・・

彩りが奇麗でしたので

選んだのですが、

表千家では「茶」に遠慮する

ということで「山茶花」などの

「茶」の字が入ったものは

あまり用いられないそうです。

 

思い返せば「亥の子餅」などの

珍しいお菓子がお店に並んでいたなぁ

と反省しております。

 

疑問に思ったら素直に訊ねることも必要だと身に沁みました。

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山茶花を含めて茶花には

ルールがあるようで他にも

季節が違うもの、一年中咲くもの

色や香りが強いもの、西洋のもの、

名前に問題があるもの、刺があるもの、

などは用いないそうです。

 

季節、お道具、茶花、どれも

奥が深いです!

 

 

 

今回の炉開きは学ぶところが多くて、反省点が沢山ありました。

全てを網羅する事はなかなか難しいとは思いますが、

次回の炉開きには、少しでも今回の失敗が生かされていればいいなぁと

思いながらのお稽古でした。