令和5年度 茶道部9月活動報告

9月13日と20日の水曜日、教生講義室にて茶道部のお稽古を行いました。
13日は、「花所望」の作法を練習しました。お客様から季節のお花を頂戴した際や由緒ある花入を使う際などに行われるもので、亭主がお花を準備するのではなく、お客様にその場でお花を飾っていただいて楽しみを席の皆で共有するとのことでした。お茶やお菓子を作法通りにいただくだけではなく、季節の移ろいを皆で語らえる時間を持つ。先生がいつも仰るようにこういう時間を過ごせることが日常生活の中でとても貴重で有難いことだと改めて感じました。また、重陽の節句や着せ綿のお話なども伺いました。

20日は中秋の名月を前にしてテーマがお月見ということで、掛軸は「水を掬すれば月手に在り 花を弄すれば香衣に満つ」、茶碗もうさぎ、棗もうさぎ、満月のようなお芋の丸いお菓子も揃って皆でお月見をしているような楽しいお稽古になりました。

先生が折々いろいろな場所で開かれるお茶会のご案内をくださるので部員それぞれ興味のあるものに参加させていただいておりますが、小学生の子どもを連れて行ったところ茶室のしつらいや焚かれているお香など全ての物が新鮮に映ったようで、親の思った以上に喜んでいました。これから親子でも茶道を通して日本の伝統を感じたり、季節を味わっていけたらと思ったところです。

今月は10月25日水曜日の13時から教生講義室にてお稽古の予定です。初めての方もぜひ見学にいらしてください。