心肺蘇生法講習会

5月19日(金)中央消防署救急隊の方々を講師にお迎えして、心肺蘇生法講習会を開催しました。

まずは、スライドを見ながらの講義で、心肺蘇生法の意義や手順をわかりやすく教えていただきました。
119番通報の仕方、救急車到着まで電話による口頭指導を受けながらの応急手当の施し方、また現在地を正しく伝えるには電柱に添付された電柱番号を伝えると明白であるなどの情報も満載でした。
AEDの使用方法も映像でひととおり見て、いよいよ実習です。

 

 

人形を用いて、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの操作を参加者75名全員が体験しました。

 

「講義を聞いてわかったつもりになっていましたが、実際にやってみると、胸骨圧迫(心臓マッサージ)は1人でやるには大変です。」

胸骨を両手で1秒間に2回押す。しかも子どもであれば胸の厚みの3分の1までへこむ強さで。これを絶え間なくやり続ける必要があるのです。

 

 

「胸骨圧迫は心臓に作用するのではなく、手動のポンプで脳に酸素を送るための応急処置、途中で休めない」
「119番通報してから、救急車到着までの平均時間は9分。呼吸がなくなってから3~5分で脳に障害が残る」
指導隊員の言葉に改めて心肺蘇生法の意義を実感しました。

 

「AEDの操作は、音声に従って落ち着いてやれば、 思っていたより簡単でした。」

大切な人や目の前にいる人が心肺停止状態になったら、私たちに何ができるでしょうか?
いざという時に心肺蘇生法を実践できる知識と自信を得る有意義な時間でした。

中央消防署救急隊の方々、ご参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。