一年が経つのは早いもので、もう師走となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
前回のお稽古は、炉開きなのに私の不手際にて何も用意をしておりませんでしたので
今回、坂田前部長が新しい花入れをご用意くださいました。
こちらが、伊賀寿老人花入れ(いが すろうじんはないれ)写です。
花入れの外側に垂れた耳が付いている姿が寿老人に似ているから
との由来だそうです。
名前からもめでたさを感じる花入れです。
茶花は美男葛(びなんかずら)と藪椿(やぶつばき)です。
おお、美男もいますね!別名さねかずらとも言います。
その昔、枝皮の煮汁を男性の整髪に使用していたため
美男葛と呼ばれるそうです。
お菓子は練り切りの「ホワイトクリスマス」
クリスマスツリーに雪が積もり、星が光っています!
洋風なイベントも、このように和菓子になるんですね。
様々な事に造形が深くなれば、季節ごとに楽しい工夫が出来て
もっと茶道を楽しめそうです。
奥が深いと毎回痛感しますけれど、長期戦で少しずつ学んでいきたいと思いました。
今年のお稽古は本日が最後です。寒い日々が続きますが
皆様、良いお年をお迎えください!