9/30(金)〜10/1(土)「PTA研修会 第7回全国大会」に、先生方、男性執行部・執行役員で行ってまいりました。
一日目に、副島賢和氏による基調講演「こころの声が言葉になる~院内学級の子どもたちが教えてくれた大切なこと~」がありました。その後、
分科会1「心身の発達の課題とインクルーシブな発達支援」
分科会2「命を守る防災教育」
分科会3「アクティブラーニングの実践に向けて~附属ならではの取り組み「財政教育プログラム」~」
のそれぞれに分かれて参加いたしました。
二日目は
菊池桃子氏(女優・戸板女子短期大学客員教授)による「夢をつむぐ子育てとソーシャルインクルージョン~未来を拓く子どもたちのために、今、私たちがすべきこと~」
原晋氏(青山学院大学 特別研究員 陸上競技部監督)による「子どもをやる気にさせる、成長させる、成功への方程式 ~逆転メソッド教師として親として今できること~」
の講演がありました。原氏の講演の中で、
《行動指針》
①感動を人からもらうのではなく、感動を与えることのできる人間になろう。
②今日のことは今日やろう。明日はまた明日やるべきことがある。
③人間の能力に大きな差はない。あるとすれば、それは熱意の差だ。
というお話があり、大変印象に残りました。
二日間、大変素晴らしい講演の数々で、とても有意義なものとなりました。
以下は分科会の概要です。
分科会1【心身の発達の課題とインクルーシブな発達支援】
文部科学省の調査によると、公立小・中学校の通常学級において、学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒が6.5%程度の割合で在籍していることが明らかになっています。
電通ダイバーシティ・ラボが全国の20~59歳の個人約7万人を対象に実施した「LGBT調査2015」では、同性愛者、性同一性障害などの性的マイノリティーは、全体の7.6%にのぼっています。
この分科会では、昨年の全国大会アンケート調査「全国大会で意見交換したい内容、聴講したいテーマ」で2番目に要望の多かった、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム、注意欠陥・多動性などの発達障害についてとりあげます。また、LGBT など多様性への理解を深めることにより、皆でインクルーシブな支援を考えます。
〈アドバイザー〉副島賢和氏
昭和大学院保健医療学研究科 准教授、ホスピタルクラウン
東京都公立小学校教諭として25年間勤務。学校心理スーパーバイザー。教育ボランティアの方々への研修等を行う。
ホスピタル・クラウンの活動もしており、「パッチ・アダムス」として有名なハンター・キャンベル・アダムス氏(米国)の活動に参加している。
ドラマ「赤鼻のセンセイ」(日本テレビ/2009年)のモチーフになる。
分科会2【命を守る防災教育】
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、また台風による豪雨被害。災害はいつどこで発生するかわかりません。今後、首都直下型地震や東南海地震がかなりの確率で発生するといわれています。被害を最小限に抑えるために我々は何をし、何を心がければ良いのか、そして子どもたちに何を伝えなければならないのかをお話しいただき、それをもとに皆さんで議論していただきます。
ご講演くださいますのは、東日本大震災当時、大阪市消防局の緊急消防隊の隊長として隊員を率い、命がけで福島第一原発への放水活動を指揮された木村忠彦様です。当時の過酷で厳しい状況等、大変貴重なお話もお聴きします。
〈講師〉木村忠彦氏 大阪市北消防署長
分科会3【アクティブラーニングの実践に向けて~附属ならではの取り組み「財政教育プログラム」~】
21世紀の社会を生きるために、今、子どもたちに必要とされる力は「一人ひとりが自分の考えを持ち、いろいろな意見を集め、新しい答えを作り出す力」です。
子どもたちが、このような「21世紀を主体的に生きるために必要な力」を身につけるために、最も効果的とされている教授・学習法がアクティブラーニングです。
この分科会では、アクティブラーニングの目的や手法、その効果について学び、昨年より全附P連と財務省が共同で研究開発を行ってきた、アクティブラーニング型授業「財政教育プログラム」を参加者の皆さまに体験していただきます。
〈講師〉
當間和幸氏 財務省 大臣官房文書課広報室 課長補佐
海老原宗貴氏 財務省 主計局調査課 課長補佐
丸野亨氏 大阪教育大学附属平野小学校 副校長
◇副島氏と記念撮影
◇「平成28年熊本地震」に関する支援(義援金)の報告パネル
◇全附P連絵画コンクール2016 出品作品